農園について

アサワガ農園は「静かな角」と呼ばれるコネチカット州の東北にあり、2018年より有機野菜(そして後ほどキノコ)を栽培し、販売を始めました。主に日本の野菜や在来種/伝統品種(heirloom varieties)に特化し、ファーマーズマーケットとCSAを通してボストン中心に販売をしています。

 

「アサワガ」とは「間の場所」という意味があり、先住民のニプマック族が川に名付けた名前です。このアサワガ川を西に 、 メリーブラウン小川を東に、アサワガ農園は文字通り川と川の「間の場所」なのです。この二つの川が合流するところに位置しており、肥沃な土地と多様な生物に満ちたところです。安全で美味しくて栄養たっぷりの作物を育成し、この独特で自然溢れる場所をできるだけたくさんの人と共有したいと思っています。

農家について

竹村葉子

生まれた時、葉っぱの子、「葉子」と名付けられました。父の仕事関係で当時ベネズエラに住んでいた両親はベネズエラの緑の活力に圧倒されたことから「葉子」という名前を選んだといいます 。私の緑、そして自然への情熱が抱かれている名前だなと思います。

 

早稲田大学を卒業後、私は様々な国で働きました。けれども自然や環境保護に興味があった私にとってはどうも納得のいかない仕事でした。そこで2012月に、以前から夢見ていたニューヨークのコロンビア大学院の環境プログラムに入学することができ、ありとあらゆる環境問題について勉強しました。

 

授業では直接勉強しなかったものの、農業、そして単に「食べ物」に夢中になりました 。食べ物がどこで誰に作られているのか、どうやって誰を通して売られているのか、周りの環境や従業員の状況は何か、と次々と質問をしていくうちに「農場で働く」という道が開きました。

 

その後、コネチカット州のRiverbank Farmという有機野菜とカットフラワー農場で3年間従業員として働きました。自分が学んだことや食物/環境に関するあらゆる問題をより多くの人に知ってもらい、なおかつ美味しい野菜を通して共により持続可能な農業、そして未来を作りたいと思っています。

アレックス カーペンター

アレックスの自然に対する愛情と農場を始める夢は幼い頃から培われたもの。遠い子供の頃の思い出は、何時間も昆虫を追いかけたり、自宅や近所の巨大なトマト畑のなかで何度も迷子になったり。トマト畑はその頃ほど今は大きく見えないかもしれないけれど、そこで繰り広げられる生命の魔法とその複雑さに誘われて、アレックスは生命科学を学ぶようになった。

 

彼は、生態学の学位をとって学校を卒業する前に、バックパックで数年間世界を旅した。農業と食物について強い意識と興味を持つようになったのは、その旅行中のこと。しかし、自分のライフワークとしてクリーンで持続可能な食べ物を育てるというその夢は、葉子に会うまでは、単に夢でしかなかった。2人の食べ物、コミュニティ、持続可能性(サステイナビリティ)に対する情熱がその夢を実現可能で具体的な現実のものに変え、アサワガ農園の創設に至った。

有機農業について

有機というのは 天然素材を活用し自然な形で作物を栽培し、尚且つ環境のバランスを保ち生物多様性を充満することです。ただ、私たちは有機認証で決められている条件の一歩先を踏むことを目標にしています。例えば、化石燃料とプラスチック等の派生物を最小限に使う。ある程度自分たちで自家採種や堆肥作りをする。輪作、緑肥、敷き藁/草、鶏糞などを通して肥沃はできるだけ農園で作り保つ。こうした農法を通して資源を巡回させ、より持続可能な農園になると思っています。私たちはこの土地の主であるからには、これから先、何世代にも渡ってこの土地が生産的であり続けられることを強く望んでいます。

 

アメリカではUSDA(農務省)が有機認証を管理しています。地域ごとに指定された認定機関を通して基準を満たしているか確認しています。私たちはBaystate Organic Certifiersという機関から認定を取得しています。有機に基づいて化学肥料、農薬、遺伝子組み換えなど一切使わない農業をします。アサワガ農園が設立される前、土地は何十年も干し草として使われてきました。1930年代の写真をみるとやはり農地として使われていたみたいです。私たちは特別優良な土に恵まれているので、昔の人もそれを知った上で農地として使っていたのだと思います。